パリ五輪の柔道混合団体で銀メダルを獲得したウルフ・アロン選手が27日、佐賀市役所を訪れて坂井英隆市長に五輪結果を報告し、坂井市長から市表彰特別賞(スポーツ功労賞)を授与された。
ウルフ選手は、東京五輪の男子100キロ級で金メダルを獲得。パリ五輪前から佐賀市に居住を移し、10月5日に開幕する国民スポーツ大会(国スポ)では県選手団の一員として柔道成年男子団体に出場する。
市役所を訪れたウルフ選手は「パリ五輪では個人戦で2連覇を達成できなかったが、団体戦ではみんなで力を合わせて2位になることができた」と報告し、銀メダルを披露。国スポについても「今回はどこの県も力を入れ、打倒佐賀でくると思う。負けないようにしたい。盛り上げます」と活躍を誓った。
坂井市長は「五輪での活躍に勇気や感動をもらった。国スポではさらに活躍する姿を応援したい」と述べ、市表彰特別賞を授与した。同賞は、芸術やスポーツなど各分野で優れた成果を上げ、市民に大きな希望や自信を与えた人に贈られるもので、ウルフ選手は記録が残る1994年度以降で59人(団体)目となる。【斎藤毅】
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