王子の吉岡郁哉=東京ドームで2024年7月23日、野田武撮影

 第49回社会人野球日本選手権東海地区予選は最終日の23日、愛知・岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで代表決定戦が行われ、王子が効果的に加点して6―4で東海理化に勝ち、2大会ぶり15回目の本大会出場を決めた。中軸としてチームをけん引し、この日も一回に先制の適時打を放った吉岡郁哉が殊勲選手賞に選ばれた。

 東海地区予選は全日程が終了し、三つの代表枠は三菱自動車岡崎とJR東海、王子が獲得した。日本選手権は今秋に京セラドーム大阪で行われる。【黒詰拓也】

苦しんだ分 大阪では伸び伸びと

 王子・湯浅貴博監督 (五回の集中打での4得点は)試合中に選手とコーチが相手投手について話し合い、改めて積極的に打とうと確認した結果が複数得点につながった。投手陣も粘り、配球も良かった。今日は守備のミスが出たので、しっかり鍛え直したい。苦しんで代表権を獲得した分、大阪では伸び伸びとプレーしたい。多くの人に応援してもらえるような野球を見せ、一つ一つ勝ち上がる。

「エース不在」自分が引っ張る

 王子・宮崎隼輔投手 点を取られても逆転されないよう心掛けた。確かなエースが不在と言われる中で、自分が投手陣を引っ張っていけるようになりたい。大阪では先発でも救援でも真っすぐで押し、有利なカウントで抑える。

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