大相撲秋場所で２場所ぶり２度目の優勝を果たし、日本相撲協会の八角理事長（右）から賜杯を受け取る大の里＝２２日、東京・両国国技館
大相撲秋場所千秋楽は２２日、東京都墨田区の両国国技館で行われ、西関脇大の里（２４）＝本名中村泰輝、石川県出身、二所ノ関部屋＝の大関昇進が確実となった。番付編成を担う日本相撲協会審判部が、昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長（元横綱北勝海）に要請し、受諾された。これまで理事会で昇進が見送られた例はない。 １４日目に２場所ぶり２度目の優勝を決めた大の里は関脇阿炎に敗れて１３勝２敗。直近３場所合計３４勝で、昇進目安とされる３３勝を上回った。 幕下１０枚目格付け出しの初土俵から所要９場所は、昭和以降で最速だった羽黒山、ともに幕下付け出しの豊山と雅山の１２場所を更新した。新入幕から所要５場所は、年６場所制となった１９５８年以降新入幕で大鵬の６場所を上回る最速記録。
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