スポーツに関する優れた報道・評論およびノンフィクションを対象とした2023年度のミズノスポーツライター賞の授賞式が23日、東京都内であり、著書「怪物に出会った日 井上尚弥と闘うということ」(講談社)で最優秀賞を受賞した東京新聞運動部の森合正範記者がスピーチした。

トロフィーを受け取った森合正範記者(右)=23日、東京都港区で(小坂井文彦撮影)

 受賞作は、ボクシング世界王者で「怪物」と称される井上尚弥選手の強さに、対戦した10人の側から迫ったノンフィクション。森合記者は「KOされた選手に話を聞くことは、傷口に塩を塗るような行為だったかもしれませんが、皆さん、全てをさらけ出して話してくれました」と感謝。「井上選手と同時代に生きていることをうれしく思います」と語った。  森合記者は2000年に中日新聞入社。主にスポーツ報道に携わり、現在は東京新聞運動部でボクシングなどを担当している。 

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