岩手県奥州市出身でドジャースの大谷翔平選手が、日本時間9月20日のマーリンズ戦で、ホームランと盗塁の数で50本を超える歴史的な偉業を見事達成しました。
岩手県内も朝から感動と興奮に包まれています。

大谷選手は20日の試合で、ホームラン3本を放ち、2つの盗塁を成功させ、盗塁とホームランの数をそれぞれ51まで伸ばしています。

大谷選手の大記録達成に県民は…
「やれると思わなかった。さすが持っている」
「すごい!いけるところまで頑張ってほしい」
「バンザイよ、もちろん。もしかしてあと5くらいいくんじゃない」

一方、盛岡市の肴町商店街では岩手日報の号外が配られ、道行く人が次々と手にしていました。
号外は20日、盛岡市や奥州市など県内4つの市で合わせて3万4500部が配られたということです。

大谷選手の母校・花巻東高校では男子硬式野球部の佐々木洋監督が教え子の偉業達成をたたえました。

花巻東 硬式野球部 佐々木洋監督
「大谷選手はとにかくゴールがないというか、どこかで満足をすることがないので、シーズン最後まで目いっぱい頑張るのではないか。時期が来たらお祝いしたいと思う」

大谷選手の地元・奥州市では、市役所には「50ー50」達成を祝う横断幕が掲げられました。

奥州市 倉成淳市長
「素晴らしい。奥州市の宝と言われていたが、いまや日本の宝。本当に素晴らしい活躍だと思う」

市民も歓喜に湧いています。
奥州市民
「アメリカのナンバー1に、チャンピオンになってほしい」

靴店の店主は「50ー50」達成にちなみセールを検討中です。
靴店の店主
「50%オフか何かサービス品を決めて、50%オフとかちょっと考えてみたい」

熱烈なファンも活躍を喜んでいます。大谷選手のユニフォームやサインボールなどグッズをずらりと揃えて応援している市内の美容室では
hair&spaSeems 菅野広宣オーナー
「おめでとうございます、大谷くんという気持ちでいっぱい。ワールドシリーズチャンピオンというのが大谷くんの夢なので、僕ら奥州市民もそのチャンピオンを勝ち取るまで全力で応援する」

市内の菓子店では、「50ー50」達成を祝い、大谷選手を応援するために作ったまんじゅうを20日から5日間値下げをして販売します。
銘菓処 高千代 高橋一隆代表取締役
「うちとするともうけはないですけど、市民の皆さんとお客さんと一緒にお祝いできればいいなと思いこの商品にした」

喜びをユニークな形で表現する人もいます。雫石町の藤原和芳さんは自宅の玄関先に大谷選手のホームランや盗塁の数と同じだけカボチャを並べる「大谷メーター」を設けています。
大谷選手が20日にそれぞれの数を「51」に伸ばしたことでうれしい悲鳴をあげています。

藤原和芳さん
「50個までの棚はあるけど51個を載せる棚がなくて、急きょ脇に(載せた)。あすあさってで増設する」

前人未到の「50ー50」を達成し多くの人に喜びと感動をもたらした大谷選手。
残り9試合、記録をどこまで伸ばせるか注目です。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。