パリ・パラリンピックの柔道女子で金メダルに輝いた広瀬順子さん(左から2人目)とコーチで夫の悠さん(同3人目)=愛媛県庁で2024年9月19日午後4時23分、広瀬晃子撮影

 パリ・パラリンピックの柔道女子57キロ級(弱視)で、日本の女子柔道で初の金メダルを獲得した広瀬順子選手(33)=松山市、SMBC日興証券=が19日、愛媛県の中村時広知事を表敬し、頂点に立ったことを報告した。

 広瀬選手は山口市出身。初出場だった2016年のリオデジャネイロ大会は、柔道女子で初の銅メダルを獲得。21年の東京大会では3位決定戦で敗れたが、3大会連続出場となったパリで、悲願の金メダルに輝いた。

 この日は、今大会でコーチとして広瀬選手を支えた柔道家で夫の悠さん(45)も一緒に県庁を訪れ、職員らが温かい拍手で出迎えた。中村知事は「全部1本勝ちで素晴らしかった。まさに夫婦の力。感動をありがとう」と祝福。広瀬選手は「パリ大会までの3年間は苦しい時もあったが、たくさんの人たちの存在が支えになり、頑張り続けられた。自分の柔道を出し切って悔いのない試合ができた」と笑顔で語った。【広瀬晃子】

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