第49回社会人野球日本選手権東海地区予選は18日、愛知・岡崎レッドダイヤモンドスタジアムで敗者復活1回戦2試合が行われ、東海理化と東邦ガスが勝ち進んだ。東海理化は、今夏の都市対抗4強の西濃運輸から小刻みに得点して競り勝った。東邦ガスはジェイプロジェクトに逆転勝ちした。敗れた西濃運輸とジェイプロジェクトは予選敗退が決まった。19日は三菱自動車岡崎と王子の代表決定戦が行われる。【黒詰拓也】
東海理化・山根直輝監督
これまで西濃運輸に負け続けてきたので、絶対に勝ちたいと思っていた。好救援した茶谷（琉斗）らあまり出てこなかった選手が活躍し、チームとしてプラスになった。まだ試合は続く。全選手に期待している。
東海理化・池間大智捕手
（七回の勝ち越しソロ本塁打は）絞っていた通り、内角寄りの真っすぐをジャストミートした。打った直後に次の守りのことを考えたので喜ばなかった。投手が投げるテンポを上げ、走者を出しても点を与えない配球を心掛けた。
西濃運輸・佐伯尚治監督
先制したが、守りから流れを作るうちの野球ができなかった。投手陣は甘く入った球を相手打者に気持ちよくスイングされていた。負けるべくして負けた。都市対抗4強は補強選手の活躍もあったから。何が足りなかったのか考える。
西濃運輸・吉田聖弥投手
（先発し1回3分の1を2失点で降板し）状態は悪くなかったが、相手バッターに浮いた球を打たれ、自分から崩れてしまった。対策されていた。それに対応できなかった自分の技術不足。チームを代表してマウンドに立つ身として勝たせたかった。本当に悔しい。
東邦ガス・宇津野純一監督
先制されたが、すぐに逆転できたのが大きかった。練習してきたように、足を使った攻撃ができた。救援した吐前（拓哉）が立て直してくれた。本大会まであと3勝。総力戦で臨み、日替わりでヒーローが出ることを期待している。
ジェイプロジェクト・神戸宏基監督
相手は攻守に経験があり、バランスの取れたチームだった。完敗。受け身にならないようセンター返しを心掛けて安打も出たが、好機でもう1点取れなかった。ただ、前の王子戦に続いて強豪チームから先制点を取れたのは自信にしたい。来年リベンジする。
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