銀メダルを手にした清水聖義市長(中央)と並ぶ唐沢剣也(右)と三浦龍司の両選手=太田市役所で2024年9月18日午前9時35分、湯浅聖一撮影

 パリ・パラリンピックの陸上男子(視覚障害T11)5000メートルで銀メダルを獲得した唐沢剣也(30)と、同オリンピックの陸上男子3000メートル障害で8位入賞した三浦龍司(22)=いずれもSUBARU所属=の両選手が18日、群馬県の太田市役所を訪問し、清水聖義市長にそれぞれの結果を報告した。唐沢選手は「市民の応援が力になった」と感謝した。

 この日は、陸上競技部の奥谷亘監督や唐沢選手のガイドランナーを務めた小林光二コーチらが出席した。唐沢選手は「目標だった金メダルには届かなかったが、(1500メートルと)2種目で自己ベストを更新でき、価値ある結果を出せた」と語った。三浦選手は「選手の底力が必要になる難しいレースだったが面白かった」と振り返った。

 清水市長は「立派な成績だった。これからも頑張ってほしい」とエールを送った上で、唐沢選手に対しては「障害がある人に勇気を与えてくれた」と話した。その後、両選手に花束が贈呈された。

 唐沢選手は5000メートル決勝に出場し、14分51秒48で2大会連続の銀メダルを獲得。1500メートルはアジア新記録で4位入賞を果たした。三浦選手も7位だった東京大会に続いて入賞した。【湯浅聖一】

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