剣道の国内最高峰の大会が、38年ぶりに香川県で開かれます。9月15日に迫る決戦へ。香川から出場する4人の意気込みを聞きました。

道場に響く、竹刀の音…。実戦さながらの稽古で汗を流すのは、国内最高峰の大会、「全日本東西対抗剣道大会」に出場する選手たちです。

1年に1度開かれるこの大会。関西を中心に全国を2つのブロックに分け、東西それぞれで選抜した選手40人のチームで対戦します。70年の歴史を持ち、香川県での開催は38年ぶりとなります。

そして香川から選ばれたのが香川県警の4人。このうち、県警察学校の師範、松本政司範士8段は西軍の副将を務めます。範士8段は、剣道の階級では最上級で、これを持つのは香川県では2人だけです。

(松本政司範士8段(61))
「38年ぶりの大会に出られることは光栄。香川の剣道が盛り上げるような試合ができたら」

東西の剣の達人が一堂に会し、雌雄を決する。出場する4人は、地元開催とあって並々ならぬ思いを持っています。

香川県警機動隊剣道監督
(松本和明教士7段(38))
「大きな選手に対しても積極的に剣道することで、勝負できるところを見せたい」■

小豆警察署地域課長
(木下智成教士7段(41))
「子供たちの模範となるような積極的な試合ができたら。強い気持ちで臨みたい。それだけ」

高松北警察署地域2課長
(小川和也教士7段(45))
「相手に攻め勝ち面を打つ。その技を本番でも出していきたい」

(松本政司範士8段(61))
「次の世代の人も見ている中での試合なので、自分が行く末の姿を少しでも見せることができたら」

大会は、9月15日、高松市総合体育館で開かれます。

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