スポーツ応援コーナー「エフスポ」は、「フクイレイズ」という福井県内6つのスポーツチームを県民みんなで盛り上げようというコーナーです。北信越フットボールリーグ1部でここまで全勝の福井ユナイテッドが、3位の富山新庄クラブに大差で勝ちリーグ2連覇を果たしました。
  
北信越フットボールリーグ1部第12節、首位の福井ユナイテッドは、2位と勝ち点差5で、ホームに富山新庄クラブを迎えます。

いつもと違う陣形のためか、調子が出ない福井ユナイテッドを相手に先手を取ったのは富山新庄クラブです。前半17分、オフサイドラインぎりぎりへの縦パスが通り、富山新庄クラブが先制します。
  
何とか追いつきたい福井ユナイテッドは前半33分、サイドチェンジのパスを22番・榎本がゴール前に折り返します。これを27番・押谷が冷静に決め同点とし、前半を1対1としました。押谷選手は試合後「響ならそこに出してくれると信じて走り込んだら良いボールをくれた」と振り返りました。
   
後半、福井ユナイテッドは、左サイドに15番・野中を投入。「チームに勢いを引き出すのもベンチから途中出場する選手の役目。とにかく自分の良さを出すように意識して、最初のプレーでドリブルで入ったりし、得点に繋がるチャンスをいくつか作れた」と試合後に話しました。
  
藤吉監督が“生命線”と話す両サイドの裏に抜ける動きで、福井ユナイテッドは攻撃のギアを上げます。後半4分ゴール前へのふわりとしたパスをダイレクトで叩きこみます。これはオフサイドの判定でしたが、後半16分にはコーナーキックから4番・嶋津のヘッドでゴール逆転に成功します。
 
嶋津選手は「1対1で進んでいたのでそろそろ自分の出番かなと思った。チームが苦しいときに救える選手になりたい」と話しました。

調子が出てきたユナイテッドはこの後、怒涛のゴールラッシュが始まります。終わってみれば大量7点で、福井ユナイテッドが7対1で勝利し、2位のJAPANサッカーカレッジが引き分けたため、福井ユナイテッドのリーグ優勝が決まりました。
 
藤吉監督は「全勝でリーグ優勝したい気持ちは変わらないし、ここから地域サッカーリーグ決勝に向けて目標が定まった。優勝して慢心している選手は一人もいない。上(JFL)を目指してやっていきたい」と語りました。

この後、JFLまでの道のりですが、まず、北海道から九州までの全国9つの地域サッカーリーグで優勝したチームに全国地域サッカーチャンピオンズリーグの出場権が与えられます。そして、チャンピオンズリーグで優勝すると自動的にJFLへの昇格が決定します。2位の場合はJFLで16チーム中15位のチームと入れ替え戦を行い、勝てば昇格が決まります。
 
リーグ優勝を果たした福井ユナイテッドは、悲願のJFL昇格をかけ11月8日から始まる全国地域サッカーチャンピオンズリーグに臨みます。

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