順大は7日までに、陸上部で「名誉総監督」を務めていた沢木啓祐氏(80)が関与した練習後に体調不良者が出た問題を受け、委員会を設置して事態を調査したと発表した。既に大筋で事実関係を認めていた沢木氏からは指導から退くとの申し出があり、4日の陸上部の集まりで退任のあいさつをしたとしている。  沢木氏は6月26日に行った1万mの練習で「給水不要」と指示。実際には駅伝監督などから給水は行われていたが、一部選手が熱中症の症状に陥り、1人が救急搬送されていた。それ以外にも沢木氏の不適切な言動を記した匿名文書を複数確認。現時点で文書内での被害者からハラスメントを訴えるなどの申し出はないという。


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