【日本-中国】前半、追加点を決めて喜ぶ三笘薫(左から3人目)=埼玉スタジアムで2024年9月5日、藤井達也撮影

サッカー・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選(5日・埼玉スタジアム)

日本―中国

 イングランド・プレミアリーグを席巻するドリブラー、三笘薫が「頭」で決定的な仕事をした。

 前半終了間際、右サイドで堂安律がボールを持つと、ペナルティーエリアの左端付近からゴール前へ一気に加速した。中国守備陣の背後を取り、ピッチにたたきつけるようなヘディングシュートで日本の2点目を挙げた。

 負傷の影響で、今回が1~2月のアジア・カップ以来の代表復帰。同じポジションの左ウイングでは中村敬斗の台頭があり、試合前には「もう一回、地位を確立する意味でもしっかりとしたプレーを見せないと」と語っていた。前回のW杯の出場権獲得の立役者は、今回のアジア最終予選でも攻撃をけん引する。【高野裕士】

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