日本代表としてオリンピックに2度出場し、世界選手権で連覇を果たした北都銀行の永原和可那・松本麻佑のナガマツペアが4日、代表活動を終えることを発表した。永原選手は2025年3月に現役を引退。松本選手は現役は続けるものの、11月に秋田で開催されるリーグ戦を最後に北都銀行を離れる意向を示した。

秋田市内で開かれた記者会見で永原和可那選手は「ナガマツペアとしては、8月のジャパンオープンを最後に代表活動を終えることに決めた」とペアの解消を発表。

松本麻佑選手は「苦しい場面も楽しい場面も、ともに経験できた11年だった」と振り返った。

ペア解消を決意するまでの経緯について永原選手は「東京五輪の時に選手を引退しようと考えていたが、もう一度パリ五輪を目指したいと思い2人で走ってきた。パリ五輪が終った時に現役を続けるかどうかを考え、今年1年で悔いなく終われるなと思ったので、それを松本に伝えた」と話した。

松本選手は「集大成と思いながらパリ五輪に挑んで、納得のいく結果では終われなかったが悔いはない。パリ五輪を目標に走ってきたので、ペアとしてここで終わりという形になった」と語った。

そして、今後について永原選手は「私自身は残りの大会はS/Jリーグのみの出場を考えている。来年3月をもって選手としても現役を引退することを決断した」と引退を表明。

一方の松本選手は「これからも現役を続けていきたいという意思がある。11月10日のS/Jリーグ秋田大会を最後に北都銀行を離れることになった」と話した。

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