明治安田JリーグJ3のFC今治は8月1日ホームで6点を奪い快勝。
J2自動昇格圏の2位につけるFC今治は17位の奈良クラブと対戦。前半19分に横山が果敢にドリブルで仕掛けてシュート!ネットを揺らし先制点を奪います。更に後半、キックオフからわずか20秒で横山がこの日2点目を決めると、これがゴールラッシュの幕開け。縦パスと横パスがうまくかみ合って相手守備を崩し、3分後には弓場がゴール。弓場はこれが嬉しいJ初ゴールとなりました。
圧巻だったのは19分このロングボールをタンキがダイレクトヒールで折り返し、最後はマルクスヴィニシウス!息の合ったプレーで豪快なシュートを決めます。さらに27分、今度はマルクスヴィニシウスのクロスをタンキが決めて5点目。ブラジル人ストライカーコンビが輝きを放ち、まさしく無双状態に。そしてとどめは40分にベテラン三門。今治はJ昇格後最多の6ゴール。夏休み最後のホームゲームに駆けつけた3300人以上のサポーターも大興奮の快勝で2位をがっちりとキープしています。
弓場堅真選手:
「チャンスがあったら絶対にゴールに向かって行くと決めていたので、結果的にゴールに入ってよかった。目標はもちろん優勝ですし、J2に昇格するために先のことは考えすぎずに、一戦一戦戦っていこうと思います」
一方、J2・10位の愛媛FCは8月1日、アウェーで15位の水戸ホーリーホックと対戦しました。
前節、無得点で引き分けた愛媛は前半6分、カウンターからチャンスをつかみ、石浦がチームトップの今シーズン5ゴール目を決め幸先よく先制します。しかし、その4分後、水戸のシュートが愛媛の選手に当たりキーパー・辻の頭上を超える不運な形で失点。同点に追いつかれると、そのあとも守備を立て直せず逆転を許します。追いつきたい愛媛は窪田がスピードに乗ってシュートしますが、惜しくも相手にブロックされ、得点できません。終始、相手にペースを握られた愛媛はこのあとPKを決められて3失点。悔しい逆転負けで順位は12位に後退しました。
愛媛FC・石丸清隆監督:
(Q試合後選手たちに何を話した)
「自分たちの実力がないことを認めて、次にしっかり進まなきゃいけないことを話しました。次はホームでしっかりみなさんに勝利を届けるように、頑張っていきたいと思います」
その愛媛FCですがベテランの森脇良太選手が今シーズン限りでの引退を発表しました。元日本代表の森脇選手は広島県出身の38歳。2022年に15年ぶりに愛媛FCに復帰し、昨シーズンは精神的な支柱としてチームのJ3優勝とJ2昇格に貢献しました。森脇選手は「これまでの感謝の想いをピッチでぶつけられるように、残り3ヶ月全力で過ごしたい」とコメントしています。選手、サポーター、そしてタイトルからも愛された森脇選手。リーグ戦は残り9試合です。
順位表です。愛媛FCは順位を2つ下げ12位。J1昇格プレーオフ圏内6位の山口との勝ち点差は9と大きく開きました。またFC今治は6ー0の快勝で勝ち点49。J2自動昇格圏内の2位です。
では次節の日程です。愛媛FCは7日・土曜日にホーム・ニンジニアスタジアムで首位の横浜FCと対戦。またFC今治も7日・土曜日にアウェーで現在5位のギラヴァンツ北九州と対戦します。
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