台湾で2日に開幕する野球の第13回U18(18歳以下)アジア選手権に出場する高校日本代表チームが1日、現地で記者会見や練習に臨んだ。選手たちはリラックスした様子で香港との1次リーグB組の初戦(日本時間2日午後2時半開始)に向けて最終調整した。
台北ドーム(台北市)で行った約1時間半の練習では野手陣はシートノックやフリー打撃、投手陣はランニングやブルペン入りするなどして汗を流した。
両翼100メートル超の広いドーム球場で柵越えの打球を放つなど木製バットで快音を響かせた花田悠月内野手(智弁和歌山)は「良い状態でできている。今まで継続してきたことをやるだけ」と好調ぶりをアピール。主将の間木歩投手(兵庫・報徳学園)は「見たことない広さの球場で練習できて楽しかった。良い雰囲気で(本番を)迎えられると思う」と手応えを語った。
小倉全由(まさよし)監督は「会見もあり、大会に来たなという気持ちになった。みんな、早く試合をしたい様子が伝わってくる」と選手たちの順調な調整ぶりに笑顔を見せた。
大会は7回制で実施され、木製バットを使用。指名打者(DH)制を採用している。投手は41球以上投げれば、翌日の試合で登板不可――といった細かな球数制限がある。
大会は4チームずつA、Bの2組に分かれて総当たりの1次リーグを戦った後、各組上位2チームが6日からの2次リーグに進出する。日本が1次リーグを突破すれば、2次リーグでは台湾や韓国が所属するA組の1、2位と対戦する。2次リーグの1、2位が8日の決勝に進む。日本は2大会ぶり6回目の優勝を目指す。【台北・長宗拓弥】
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