台湾入りし、バスに乗り込む高校日本代表の今朝丸裕喜投手(左)と石塚裕惺内野手=代表撮影

 9月2日に台湾で開幕する野球の第13回U18(18歳以下)アジア選手権に出場する高校日本代表チームが31日、現地入りした。台風10号の接近で心配されたが、予定通りに関西国際空港から台湾への便が運航した。プロ注目の本格派右腕の今朝丸(けさまる)裕喜投手(兵庫・報徳学園)は「飛行機が揺れるか心配したのですが、揺れずに快適で安心しました」と安堵(あんど)した。

 人生初の海外という今朝丸投手は「楽しみではありますが、ワクワクするよりも、しっかり気持ちを切り替えて試合に臨みたい。先を見ずに一戦一戦、目の前の相手に集中して戦いたい」と言葉に力を込めた。

 8月28日の大学日本代表との壮行試合で4番を打つなど主軸としての活躍が期待される石塚裕惺(ゆうせい)内野手(埼玉・花咲徳栄)は「国内では大学生が自分たちのために相手をしてくれ、ホテルの方もサポートしてくれた。自分たちはすごく応援してもらっている。結果でしっかり恩返ししたいです」と活躍を誓った。

 高校日本代表は2日に1次リーグ初戦で香港と対戦する。【台北・長宗拓弥】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。