男子50メートル平泳ぎ(運動機能障害SB3)で金メダルを獲得しガッツポーズする鈴木孝幸=パリ郊外(共同)

 パリ・パラリンピック第2日(29日)競泳の男子50メートル平泳ぎ(運動機能障害SB3)で37歳の鈴木孝幸(ゴールドウイン)が48秒04で泳ぎ、日本選手団第1号の金メダルに輝いた。6大会連続の出場で、通算11個目のメダルとなる。100メートルバタフライ(知的障害)で男子の山口尚秀(四国ガス)と女子の木下あいら(三菱商事)は5位。男子400メートル自由形(運動機能障害S9)で15歳の川渕大耀(宮前ドルフィン)は7位だった。

 ゴールボール女子1次リーグD組の日本は韓国に3―1で勝ち、白星発進。八重瀬町出身の安室早姫(31)も出場した。車いすラグビーで1次リーグA組の日本は初戦でドイツに55―44で勝った。

 卓球男子ダブルス(車いす8)の斉藤元希(プランテック)七野一輝(オカムラ)組は準々決勝で敗退。バドミントン女子シングルス(車いすWH1)で東京大会金メダルの里見紗李奈(NTT都市開発)は1次リーグ初戦で中国選手に1―2で屈した。

 テコンドー男子58キロ級の田中光哉(電通デジタル)は敗者復活戦でスペイン選手に敗れた。(共同)

 競泳・鈴木孝幸の話 すごく幸せ。感無量。16年前から自己ベストがずっと切れなかった。やってきたことがようやく報われた。(日本勢金メダル第1号に)日本チーム全体に広がってくれたらうれしい。

 ゴールボール・萩原紀佳の話 パラリンピックの初戦で緊張したが(先に)失点してからも焦らずに一点一点取れたことが勝利につながった。私が3点取れて、チームに貢献できた。自信になる。(共同通信)

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