プロ野球・ソフトバンク

ソフトバンク―オリックス(27日・みずほペイペイドーム)

 6月に育成から支配下に復帰したソフトバンクの5年目の佐藤直樹が、攻守で存在感を見せた。

 まずは中堅の守備。先発のモイネロが一回は制球で苦しみ1点を失って、なおも2死満塁のピンチに、オリックスの7番・西野真弘の左中間方向に飛んだ鋭い打球に猛ダッシュ。際どい打球をアウトにし、大量失点を防いだ。

 自らリズムを作ると、同点に追いついた後の二回1死一塁で打席が回ってきた。「無心で自分のスイングをしよう」。オリックス先発の田嶋大樹のスライダーを完璧に捉え、左中間のフェンス直撃の適時三塁打を放った。約2カ月ぶりの打点を記録。「先発起用に応えられて良かった」と喜んだ。

 佐藤は2020年にJR西日本からドラフト1位で入団したが、昨季は攻撃で結果を残せず今季の開幕は育成選手として迎えた。2軍戦などで結果を残すと6月に再び支配下選手となり1軍へ復帰。「去年とは違う自分を見せる」と一打席にかける強い思いを結果で示した。【林大樹】

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