バドミントンやテニスのラケットなどを製造するメーカーの研究開発施設が新潟県長岡市に誕生しました。8月27日はパリオリンピック・バドミントンの金メダリストなどが施設を訪れ、最新鋭の技術を体験しました。
■スポーツ研究開発施設が誕生!
長岡市に工場を持ち、バドミントンやテニスのラケットなどを製造するヨネックス。
7月から新たに運用を開始したのが「ヨネックス・パフォーマンス・イノベーションセンター」です。
【ヨネックス研究開発室先端技術研究課 末竹純也 係長】
「隣の生産工場で作ったテストラケットをすぐに隣の研究施設で測定する。それをまた隣の生産工場で新しい試作品を作る。そういったチャレンジのスピード感を重要視できる施設になっている」
8月27日はバドミントンで東京とパリオリンピック・バドミントン男子シングルス金メダリスト、ビクターアクセルセン選手やバドミントン男子シングルス元世界ランキング1位の桃田賢斗選手、ロンドンオリンピック女子ダブルス銀メダリストの藤井瑞希さんが施設を訪れました。
■商品開発へ“動作解析”を活用
製品の研究・開発のために約45億円を投資してつくられたこの施設。
屋外には世界で唯一となるテニスの世界4大大会のコートをすべて再現した4種類のコートが設置されています。
屋内には、最新機器を取り入れたトレーニングルームなどが整備。
【記者リポート】
「こちらの部屋は動作解析室。様々な位置に設置されたセンサーを使い、全方位から細かい動きなどを解析できます」
この部屋では、体にマーカーを装着してプレーすることでスイングのスピードや角度、シャトルのスピードなどを解析でき、ラケットの違いなどを確かめて商品開発にもつなげることができます。
■オリンピアンも新たな施設に期待!
選手たちも「動作解析」を体験。動作解析について説明を受けた選手たちは新たな施設の可能性に期待を寄せていました。
【藤井瑞希さん】
「バドミントンだけでなく、色々なスポーツでここを利用してトップを目指すヨネックス所属の選手が出てくると良いなと思った」
【ビクターアクセルセン選手】
「このような施設は見たことがなく、感銘を受けた。最初のゲストの一人になれて光栄」
【桃田賢斗 選手】
「バドミントンのみならず、テニス、ジムもすごく充実していて、色々なところにかっこいいデザインがあってすごく楽しかった」
ヨネックスでは今後、ジュニア選手の育成などにも活用していきたい考えです。
【ヨネックス研究開発室先端技術研究課 末竹純也 係長】
「プレーの研究だけではなく、そこがどうラケットにつながっているのかを深く研究しながら、新しいイノベーションを生み出せるようにチャレンジしていきたい」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。