レイズ戦の9回、サヨナラ満塁本塁打を放ち塁を回るドジャース・大谷。メジャー史上6人目の「40本塁打、40盗塁」を達成した=ロサンゼルス(共同)
類いまれなパワーとスピードを兼ね備えたことを示す「40本塁打、40盗塁」はメジャーでも過去に5人しか達成者がいない。第1号はキューバ出身のカンセコ。24歳だった1988年にアスレチックスで42本塁打、40盗塁をマークした。 歴代最多本塁打記録を持つボンズは32歳だった96年にジャイアンツで42本塁打、40盗塁。98年にはマリナーズのロドリゲスが23歳で42本塁打、46盗塁を残した。ただ、3人はキャリア終盤や引退後に薬物使用が取りざたされ、晩節を汚した。 2006年にはプロ野球広島でプレー経験のあったナショナルズのソリアーノが30歳で46本塁打、41盗塁。昨年はブレーブスのアクーニャが25歳で41本塁打、73盗塁を記録。元ドジャースで11年に39本塁打、40盗塁で偉業を逃したケンプが「ものすごく難しい数字」と、5選手とも到達したのは9月のシーズン終盤だった。 出場126試合の最速ペースで8月に成し遂げた大谷は長打力を発揮後、盗塁を増やしたまれな例で前人未到の「50本塁打、50盗塁」も期待される。
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