聯合ニュースなどは23日、韓国のプロ野球チーム「KIAタイガース」が今年3月、夏の甲子園で初優勝した京都国際に対し、野球ボール1000個を寄贈していたと伝えた。今後の支援も検討しているという。
報道によると、KIAと京都国際の縁の始まりは、2月に高知県で春季キャンプを行った際、球団代表のシム・ジェハク氏が日本を訪れたのがきっかけだった。このとき、シム氏は在日韓国人から、京都国際のボール不足が深刻だとの話を耳にした。選手たちは古くなったボールにビニールテープを巻いて使っていたという。
京都国際は左翼方向70メートル、右翼方向60メートルほどしかない狭いグラウンドで練習していることで知られる。甲子園出場にかかる費用も、日本各地の在日韓国人から寄付を募っているという。
KIAは日本でキャンプをした際、使用したボールを周辺の学校などに寄付している。今年はその一部を京都国際にも贈ることにした。
京都国際は、1947年に創立した京都朝鮮中が前身。2003年には日本の学校教育法が定める「学校」としての認可を受けた。OBには、広島東洋カープや韓国のプロ野球チームに所属した申成鉉(シン・ソンヒョン)さんなどがいる。【ソウル日下部元美】
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