【京都国際-関東一】決勝で敗れ、泣き崩れる関東一の選手=阪神甲子園球場で2024年8月23日、吉田航太撮影

 第106回全国高校野球選手権大会は最終日の23日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で決勝があり、関東一(東東京)は京都国際に延長十回タイブレークの末に1―2で敗れ、初優勝はならなかった。

 関東一・高橋徹平主将の試合後の主なコメントは次の通り。

関東一・高橋徹平主将

 (相手投手陣は)一つの球種に頼らず、均等に使っていた。狙い球を絞らせてくれない配球だった。真っすぐも球速以上の切れがあり、攻略できなかった。

 (敗因は4番の)自分が打てなかったこと。九回1死二塁のチャンスで打席が回ってきたが、(中飛に倒れて)打てなかった。自分の弱さや、今まで積み上げてきたことに甘さがあったのだと思う。キャプテンとして、4番として(勝負を)決められなかったことが負けにつながった。

 <今春のセンバツ1回戦は自身の守備のミスが敗戦につながった>

 あのミスがなければ、今の守備もなかった。あのミスのおかげでここまで来られた。

 <センバツの試合後には涙を流していたが、この夏は涙はない>

 決勝まで来られた。負けはしたけど、いい試合ができた。悔しい気持ちもあるが、最後なので、笑って終わりたかった。

 泣いている人を励ます立場に回りたいと思っていた。泣いている仲間を見て思うことはあったが、キャプテンとして、グラウンドでは涙を見せずに、周りに声をかけようと思っていた。

 <最後の打者になった2年生の坂本慎太郎に声をかけていた>

 坂本はセンスがあり、本当にいい選手。ここに来年戻ってきてくれたら、絶対に何かを起こしてくれると信じている。

 <進路は>

 大学です。大学で4年間しっかりやって、大学を経由してプロに行きたい。大学でも頭一つ抜けた成績を残したい。

 <この夏の甲子園を振り返って>

 まさか決勝まで来られると思っていなかった。いい仲間に恵まれて、最高の舞台で、最後まで戦え抜けた。宝物だと思う。

 やりきった。疲れました。緊迫する試合、気の抜けない試合ばかりだったので。体の疲れがマックスというか、やりきった。勝ちきれなかったけど、やりきりました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。