第106回全国高校野球選手権大会は最終日の23日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で決勝があり、京都国際が関東一(東東京)を延長十回タイブレークの末に2―1で破り、春夏通じて初優勝を果たした。今大会の本塁打は7本で、金属バットが導入された1974年以降、最少となった。最も少なかったのは74年の11本で、1桁となったのも初めて。
大会本塁打数は、前回の23本から大幅に減った。高校野球では今春、投手の受傷事故を防ぐことなどを目的に、反発性能を抑えた新基準の金属バットが導入された。今春の選抜高校野球大会でも本塁打はわずか3本(うち1本はランニング本塁打)にとどまり、金属バットがセンバツ大会に導入された75年以降、最少となっていた。【生野貴紀】
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