夏の甲子園で旋風を巻き起こした大社高校、その歴史に新たなページを刻んだ大社ナインは、この夏の最後の戦いも応援団と一体でした。

19日の準々決勝第4試合、大社は鹿児島代表の神村学園とベスト4をかけ戦いました。大会4戦目となる大社は「全員野球」で臨みます。ここまで3連投のエース馬庭に代わって3年生の岸が先発、2番手の山本にリレーし、ピンチを迎えた5回途中から馬庭にマウンドを託しました。終盤に神村学園の集中打を浴びて追加点を許して迎えた最終回、6点を追う大社は1アウト満塁のチャンスでバッターは4番の高梨。しかしダブルプレーに倒れ試合終了。2対8で敗れ107年ぶりのベスト4進出はなりませんでした。

女子生徒:
すごかった、みんなかっこよかった。頑張ったと思います。

女子マネージャー:
いままでずっと頑張ってきてくれて、一緒にがんばれてよかったです。

櫃田優果記者:
大社高校は敗れてしまいましたが、会場からは健闘をたたえる拍手が送られています。

一方、出雲市内のショッピングセンターで見守った約400人の市民からも…。

市民:
最後まで…泣きそう。最後まで頑張っておられて感動しました。
市民:
やはり最終回、本当に何か起こるんじゃないかというあの瞬間は鳥肌が立ちました。

試合が終わった直後、出雲市では空に大きな虹がかかりました。大社ナインの快進撃の夏を称えるかのような光景です。

試合終了約2時間後の午後8時、ナインが大阪市内の宿舎に戻り、拍手で迎えられました。

石飛文太監督:
夢のような時間で、一日一日が尊いものとなりました。スタンドの応援の力というのは非常に後押ししてくれました。

石原勇翔主将:
「サウスポー」での応援の時は、アルプススタンドが全員同じ動きをしていてきれに見えたというか、そこから一杯力をもらえたので、本当にすごいなと思いました。応援していただいたことに感謝したいなと思いました。

新しい歴史を刻んだ大社ナイン。全国を沸かせた熱闘の夏が幕を下ろしました。

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