プロバスケットボールB1秋田ノーザンハピネッツは19日、外国人選手がチームに合流し、本格的な練習をスタートさせた。今季はよりスピードアップしたプレーが見られそうだ。
ハピネッツは19日、外国人選手を含む12人が集まって初めての全体練習に臨んだ。新加入選手5人を加えた12人のメンバーで今シーズンの戦いに臨む。
昨シーズンのハピネッツは、2ポイントシュートの成功率が47.8%とリーグ最下位で、インサイド(ゴール下)の得点力強化が課題の一つだった。
秋田ノーザンハピネッツ・前田顕蔵ヘッドコーチ:
「ディフェンスはもちろんだが、選手の顔ぶれも変わっている中で、オフェンスの部分もどれだけ点を取れるか、ことしはチャレンジしないといけない。ディフェンスからオフェンス、秋田らしい部分をしっかり出せるように、そして新しい部分を見せることで楽しんでほしい」
新加入の外国人選手はチームのオフェンス力を大きく上げてくれそうだ。
パワーフォワード・センターのクリスチャン・メコウル選手は、ナイジェリア代表選手。2メートル5センチと長身ながら機動力も併せ持ち、攻守にわたり活躍が期待されている。
また、同じく新加入のパワーフォワード・センターのヤニス・モラン選手は、フランス代表でプレーした経験を持ち、昨シーズンはフランス1部リーグで1試合平均14.3得点と決定力が高い。
秋田ノーザンハピネッツ・田口成浩主将:
「外国人選手の加入でスピードがアップするのではないか。新加入のヤニス選手の脚力を見て『速いな』と思ったし、横の動きもあるので、よりスピーディーなバスケットができるのではないかと感じた」
そして今シーズンの目玉補強は、台湾籍で台湾代表選手のガディアガ・モハマド・アルバシール選手だ。台湾の1部リーグで1試合平均22.5得点を挙げ、2年連続でMVPを受賞している。ハピネッツには「アジア特別枠」として加入する。アジア特別枠の選手は外国人選手2人と同時にコートに立つことができ、チームの攻撃力は各段に上がりそうだ。
秋田ノーザンハピネッツ ガディアガ・モハマド・アルバシール選手:
「秋田もそうだと思うがチームでプレーすることが強み。自分が加入したことで、得点力でチームに貢献したい。自分の強みは常に全力でプレーすること。全力で秋田のため、チームのためにプレーするところを見てほしい」
チームは、9月14日から青森で開催されるプレシーズンマッチ「東北カップ」で初実戦を迎え、10月の開幕まで調整を続ける。
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