サッカー明治安田J1リーグ、アルビレックス新潟は今シーズン初の連勝です。8月17日、アウェーでアビスパ福岡と対戦したアルビはストライカー谷口の2試合連続となるゴール。1点のリードを最後まで守りきって勝利。順位は11位にジャンプアップです。

8月12日、2万7000人あまりが訪れたビッグスワンで、ホームでは約3カ月ぶりとなるリーグ戦白星を挙げたアルビ。

その勢いのまま連勝を狙って中4日で迎えたアウェー福岡戦では、この夏にJ2の徳島から加入した橋本が左サイドバックでスタメン出場します。

すると、その橋本が開始早々スルーパスでチャンスを演出。これに反応した長倉のシュートは惜しくもポストに嫌われますが、こぼれ球にダニーロが飛び込むなど攻撃にリズムを生みます。

36分にダニーロが強烈なミドルを、その3分後には長倉がシュートを放ち、相手ゴールを脅かし続けたアルビ。得点こそ奪えませんが、終始主導権を握り、前半、福岡に許したシュートは1本のみでした。

勢いそのままに迎えた後半開始直後、フォーメーションを変え、前掛かりとなった福岡の一瞬の隙を見逃しませんでした。

舞行龍が最終ラインからロングボール。カウンターを仕掛けると、谷口がドリブルと持ち運び、最後は相手を交わしてシュート!今シーズン絶好調、谷口の2試合連続ゴールで先制に成功します。

ここ5試合勝ちがない福岡も1点を追いカウンターを仕掛けてきますが…

【アルビ 秋山裕紀 選手】
「しっかり相手のカウンターの芽を摘む。その一瞬の切り替えのところで勝負が分かれると思っているので、そこをチームとしては徹底してやっていきたい」

アルビは攻守の素早い切り替えでピンチらしいピンチを招きません。

3試合続いていた複数得点は挙げられなかったものの、最後まで1点を守り切り、今シーズン初の連勝を挙げました。

【アルビ 谷口海斗 選手】
「チームとしてもなかなか連勝がなかったので、それを自分のゴールで結びつけられたのはよかったと思う」

【アルビ 松橋力蔵 監督】
「この勢いをさらに加速できるように、また良い準備をしていきたい」

これでアルビは14位から11位に浮上。

ただ、真ん中あたりに位置するチームの勝ち点差があまりない状況で、負けた場合には一気に順位が下がってしまう恐れもあるので、3連勝を狙っていきたいところです。

次節は8月25日、ホームで現在リーグ首位のFC町田ゼルビアと対戦します。

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