夏の甲子園で19日の準々決勝に臨んだ大社(島根)。大応援団をトランペットで勢いづけているのが、同校吹奏楽部OBの坂口雄磨さん(39)だ。1回戦の報徳学園(兵庫)戦が吹奏楽部のコンクールと重なったことから、卒業生24人が集まって演奏したことを機に、2回戦以降は現役の吹奏楽部員とともに演奏を続けている。
プロのトランペット奏者であるとともに、大社の吹奏楽部の指導もしている。「トランペットが上手だ」などとSNS(ネット交流サービス)で話題になっているが、「うれしいようなびっくりという思い。ただ、聴いてほしいというのではなく野球部のための応援がメインなので」と話す。
毎回、島根からの日帰りでの強行軍だが、後輩たちの頑張りに「毎試合、感動して試合後は泣いています。いい試合ばかりで本当に楽しめています」。この日も高らかに音色を響かせて応援で後押しした。【中田博維】
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