第106回全国高校野球選手権大会は第11日の17日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で3回戦があり、智弁学園(奈良)が小松大谷(石川)に6―3で勝ち、準優勝した2021年大会以来、3年ぶりの準々決勝進出を決めた。智弁学園・小坂将商監督の試合後の主なコメントは次の通り。
智弁学園・小坂将商監督
きょうはエースでいくと決めていた。
昨夏も3回戦で敗れたし、これまでの大会も3回戦が山になってきた。先発の田近(楓雅投手)を引っ張りすぎてしまった部分はあるが良く投げてくれた。ミスが出た方に点が入るが、今日はたまたまうちがミスしなかった点も勝因だろう。
小松大谷は2回戦で対戦した大阪桐蔭に対しても、地方大会で対戦していた日本航空石川、星稜にもほとんど連打を許していなかった。
選手たちには普通にバッティングせずにトスバッティングの気持ちで打たせた。1、2番が安定しているので、きょうは4番、5番、6番の2年生3人がポイントになると思ったが、4番の中道(優斗)、5番の近藤(大輝)が活躍してくれて良かった。
<大阪桐蔭、健大高崎と強豪ひしめくブロックを突破した>
自信になりますね。ほんまに選手に感謝したい。まとまってきているのと、甲子園でだいぶ成長させてもらっている。
最初に1点を取って、その後、逆転されたけれど、選手たちは焦りもなかった。あまり余計なことを言わんようにしたいですね。
<田近投手はチェンジアップが切れる>
2、3種類あるんですよ。横に流れるのと縦と斜めと。要所要所で腕が振れる。左投手はチェンジアップを左打者には投げにくいが、あいつは投げられるんです。だから空振りが取れる。
春から夏にかけて、スライダーの質が上がり、チェンジアップがものすごい生きるようになった。真っすぐはそんなに速くないんですけど、コースに行くから意外と速く見えるんだと思います。
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