高校野球・夏の甲子園3回戦(16日)
広陵(広島)―東海大相模(神奈川)
3回目の夏優勝を目指す東海大相模と、夏の準優勝4回の広陵が激突する3回戦屈指の好カード。ともに大会注目の好投手をどう攻略するかがポイントになる。
東海大相模のエース左腕・藤田琉生投手(3年)は、198センチの長身を生かした投球が持ち味。140キロ超の直球に加え、落差の大きいカーブや切れのあるチェンジアップが効果的だ。
富山商との初戦では7回を投げて毎回の13奪三振をマーク。初の甲子園でも動じないマウンド度胸を持ち合わせており、「力まず淡々と投げていきたい」と落ち着いている。
広陵は140キロ台後半の直球と多彩な変化球で打者を手玉に取る高尾響投手(3年)が投手陣の柱だ。完投した熊本工との初戦では1点リードの九回に1死二、三塁のピンチを招いたが、2者連続三振で切り抜けた。高尾投手は「最後まで気を抜かず、絶対に点をやらないという気持ちを持ってマウンドに上がることができた」。自身4回目の甲子園でさらに頼もしさを増している。【下河辺果歩】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。