【木更津総合-神村学園】七回裏神村学園1死二塁、今岡が適時三塁打を放つ=阪神甲子園球場で2024年8月10日、渡部直樹撮影

高校野球・夏の甲子園2回戦(15日)

中京大中京(愛知)―神村学園(鹿児島)

 夏最多7回の優勝を誇る中京大中京と、3季連続出場で前回4強の神村学園の好カード。

 神村学園の強力打線を、中京大中京の投手陣が抑えられるかどうかがカギとなる。

 鹿児島大会でチーム打率4割超の神村学園は、1回戦でも長打4本を含む10安打で8得点を奪い、木更津総合(千葉)に打ち勝った。2番・入耒田華月(いりきだ・かつき)選手、3番・今岡拓夢(たくむ)選手の2年生コンビがともに打点を挙げ、存在感を示した。

 不動の4番・正林輝大(こうだい)選手(3年)は1回戦で無安打だったが、本領を発揮すれば打線はさらに破壊力を増す。

【宮崎商-中京大中京】中京大中京の先発・中井=阪神甲子園球場で2024年8月10日、矢頭智剛撮影

 夏100試合目となった1回戦で、9年ぶりに初戦を突破した中京大中京は、伝統の「守り勝つ野球」で対抗する。愛知大会から完投した投手はおらず、継投が基本だ。

 エース左腕の中井遥次郎投手(3年)ら投手陣を、1回戦で無失策のバックがもり立てたい。【皆川真仁】

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