明徳義塾・馬淵史郎監督

 第106回全国高校野球選手権大会は第6日の12日、阪神甲子園球場で2回戦があり、明徳義塾(高知)が鳥取城北に7―0で快勝し、3年ぶりに初戦を突破した。高知勢は夏100勝目を達成。試合後の明徳義塾・馬淵史郎監督の主なコメントは以下の通り。

明徳義塾・馬淵史郎監督

 (3年ぶりの勝利に)ちょっとうるっときた。年取ったんですかね。(先発投手は)途中から得点差に助けられて、余計に良い投球をしたんじゃないか。(高知勢100勝目は)区切りという意味ではうれしいですよね。

 <池崎安侍朗(あんじろう)投手について>

 池崎は球が速いんですけど、(力を)抑えながら投げていた。途中、点差に助けられてね。向こうも打つしかないじゃないですか。併殺三つ取って負けたらおかしいですよ。逆に三つ取られたらちょっと苦しいですよね。(将棋の)桂馬が三つあったら負けないっていうやん昔から。

 <1年生の里山楓馬捕手を起用>

 無理に1年生をやったわけではないんですよ。3年生も含めて捕手陣がおるなかで総合的に見たら、あれは案外打撃もいいんですよ。いろいろ捕手を使ってみても、なんか一番落ち着いているなという感じでね。こんなことをいったら変やけど消去法であいつが残った。だんだん経験を積んで失敗もしていくんでしょうけど。

 <低反発バットに変わって初の甲子園で意識したこと>

 ないですね。普通のいつもの浜風やったら2本は本塁打でしたよ。今までのバットだったらもしかしたら入ったか分かりませんけどね。結局は足腰でしっかり振って芯に当たればホームランでますよ。うちは去年より今年の方がホームランの本数が実は多いんですよ。1・5倍くらい打っているんですよね。要は結局バットが変わろうが、高校生が順応してきますよ。体鍛えて打ち方をしっかりすりゃ、対応できるんじゃないですか。

 <3試合目の三塁側が一番暑い>

 68歳にはきついよ。ほんとね。でも暑さに負けるようじゃ監督やっちゃいかんからね、と思ってやっているんですけど。生徒らはようやっとりますよね。

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