パリ五輪、レスリング女子76キロ級の決勝が昨夜行われ、山形市出身の鏡優翔選手がアメリカの選手を下し、見事金メダルを獲得した。県出身選手の金メダルは68年ぶり。

幼稚園まで山形市内で過ごした鏡選手は、去年の世界選手権で優勝しオリンピックは初出場。順調に勝ち進み、きのう(11日)の決勝はアメリカの選手と対戦した。

鏡選手は序盤、相手の消極的な姿勢によるペナルティーで1ポイントを先制。しかしその後、場外に押し出され前半を1対1で折り返す。
後半は探りあいからの攻防が続き、残り1分30秒を切ったところで鏡選手の武器のタックルが決まる。場外に押し出して2ポイントを奪取。
鏡選手は落ち着いてこのリードを守り切り、見事金メダルを獲得した。

日本女子として最重量級での金メダルは初めて。
県出身選手の金メダル獲得は、1956年のメルボルン五輪レスリング男子に出場した山形市出身・笹原正三さん以来68年ぶりの快挙。

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