パリ・オリンピック最終日は11日(日本時間12日)、閉会式が行われ、次回開催地の米国の俳優、トム・クルーズさん(62)が登場した。
トム・クルーズさんは、式の終盤の次回開催地への引き継ぎ式に登場。会場のフランス競技場の屋根からワイヤアクションで飛び降りるスタントを披露すると、会場は歓声に包まれた。そのままバイクに乗って会場を出て事前撮影された映像に移ると、凱旋(がいせん)門沿いなどパリ市内を駆け抜け、その様子は、自身の代表作の映画「ミッション:インポッシブル」をほうふつとさせた。パリ市内は、「ミッション:インポッシブル」シリーズの第6作「フォールアウト」(2018年)の舞台の一つとなっていた。
これまでの五輪の開会式や閉会式でも、次回開催地にちなんだ演出は話題を呼んでいる。16年リオデジャネイロ五輪の閉会式では、東京五輪に向け、故・安倍晋三首相(当時)が人気ゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のキャラクター「マリオ」に扮(ふん)し、東京とつながったとの想定でフィールド中央に置かれた緑色の土管から登場した。【高橋広之】
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