パリ・オリンピックの閉会式で、大会組織委員会のトニー・エスタンゲ会長に続き、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長がスピーチした。「話が長い」と注目されがちなバッハ氏のスピーチは、約8分間。一方、エスタンゲ氏はやや上回る約9分間だった。
エスタンゲ氏は開会式や選手たちの活躍を振り返り、「我々は世界が見たことがないような五輪を経験した」と誇った。また、バッハ氏は「五輪は平和を作ることができないのは分かっている。だが、五輪は平和の文化を創り、世界をインスパイアすることができる」と語り、選手たちをたたえた。
バッハ氏は2021年の東京五輪の開会式で約13分間スピーチし、SNS(ネット交流サービス)で「あいさつが長い」とのコメントが相次いだ。22年の北京冬季五輪の閉会式では約9分間だった。【パリ金子淳】
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