パリ・オリンピックで11日に行われた陸上の女子マラソンで、ブータンのキンザング・ルハモ選手(26)がトップから約1時間半遅れの3時間52分59秒でフィニッシュした。終盤は歩くこともあったが、42・195キロを駆けきった。
学生時代には競技経験は全くなかった。長距離ランナーになったのは、4年前に軍に入隊し、周囲に勧められたのがきっかけだ。初めての国際大会は今回のパリ五輪。「マラソンを完走すること」がいちばんの目標だった。
女子マラソンは91人のランナーが参加。このうち11人は途中棄権したが、ルハモ選手は最後まであきらめずに競技を続けた。沿道では多くの市民らが並走し、最後は観客の大歓声と拍手の中でフィニッシュした。【パリ金子淳】
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