レスリング女子76キロ級を制し、セコンドを持ち上げて喜ぶ鏡優翔=シャンドマルス・アリーナで2024年8月11日、玉城達郎撮影

 パリ・オリンピック最終日は11日、レスリング女子76キロ級の決勝が行われ、2023年世界選手権覇者の鏡優翔(ゆうか)選手(22)=サントリー=が金メダルを獲得した。五輪の女子最重量級で日本選手が金メダルを獲得するのは初めて。決勝後の主な談話は以下の通り。

 <多くの人が涙する姿を見て、どう感じたか>

 本当に皆が涙を流して喜んでくれたことが、一番の私の幸せです。

 <大会を通して素晴らしい笑顔があった。どんな思いで戦っていたのか>

 ここに立つのをずっと目指してきた。本当に全試合、一試合一試合、一秒一秒を楽しんでいこうと思っていたので、笑顔もありましたし、もちろん緊張もしました。でも、その緊張すらも全部楽しんでオリンピックを過ごしました。

 <日本選手が女子最重量級でついにつかんだ金メダル>

 ずっと目指してきた、誰も成し遂げたことがないことを私がこの手でつかんだのは本当にうれしいです。今までやってきた選択の答え合わせが、今ここでできたかなって思います。

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