国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長は19日、世界陸連(WA)がパリ五輪の金メダリストに賞金を贈ると決定したことを受けて共同通信の電話取材に応じ、体操では今後も五輪メダリストに賞金は出さない考えを示した。
WAが賞金の財源とする国際オリンピック委員会(IOC)から受け取る配分金に関しては「FIGでは世界中、特に発展途上国での体操を進歩させるために使っている」という。その上で「美しい花を咲かせるにはいい土壌が必要。国際競技連盟(IF)の仕事は美しい花が育つ土壌に投資することだと信じる」と語った。
WAの決定を巡って夏季五輪国際競技連盟連合(ASOIF)などが反発しているが、渡辺氏は「各IFの配分金の使い道について(賛否を)コメントすることはできない」とした。(共同)
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