第106回全国高校野球選手権大会は第4日の10日、阪神甲子園球場で1回戦があり、掛川西(静岡)が8―4で日本航空(山梨)に勝ち、第46回大会(1964年)以来、60年ぶりに初戦を突破した。掛川西の大石卓哉監督の試合後の主な談話は以下の通り。
掛川西・大石卓哉監督
終盤からが勝負だよと伝えていた。(七回の連打は)とにかく積極性というか、試合を楽しもうという思いが出た一振りだった。アルプスや外野席まで詰めかけてくれた掛川西OBの皆さんや地域の方々が背中を押してくれた結果だなと思います。
(打線は15安打を放った)打てそうもないようなスピードのあるピッチャーの球に食らいついて、高校生ってすごいなと思いました。ここまでできるとは思っていなかったので、正直びっくりしてます。
(打撃のコツは)好球必打です。ストライクを打って、ボールを見逃す。練習に入る時、バッターボックスに入る時に「一」をとにかく大事にする。スタートを大事にする。そして、最後までやりきる。これに尽きると思います。授業が7時間ある日もある、練習時間が短い中で、集中して選手たちが工夫しながらやっていることが生きたと思う。
(目に涙が浮かぶ理由は?)本当にここに来るまで支えてくれた方が多くて期待もいただいていた。応援に来た方に選手たちの輝いている姿や諦めない姿を見せたいと思っていて、それが体現できた。本当に頑張った。プレッシャーもあったと思うが、選手たちにとっては初めての甲子園。この舞台でこんな野球ができるくらいたくましくなったなと思います。
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