【宮崎商-中京大中京】七回表宮崎商2死三塁、上山が適時打を放つ=阪神甲子園球場で2024年8月10日、矢頭智剛撮影

 第106回全国高校野球選手権大会は第4日の10日、阪神甲子園球場で1回戦があり、宮崎商は中京大中京(愛知)に3―4で敗れ、16年ぶりの白星はならなかった。

 宮崎商の橋口光朗監督の試合後の主なコメントは次の通り。

「あの時は試合ができなかったので…」

 宮崎商・橋口光朗監督 失点を少なくして1点でも相手を上回って勝つということを1年間掲げて、甲子園でそれを実践して体現しようとしてくれたと思う。最後は私の力不足で勝たせられなかったので悔しい。

 <先発の上山投手はよく投げた>

 球速も内容も3年間で一番。引っ張れても五回までくらいかなとも思っていたので、言うことありません。失策などもあったが、私は選手に「ミスはしていいよ」と話すし、「でも、その後をしっかり抑えよう」とも伝えていたので、そこは想定内でした。

 <前半は打線が内角低めに来る変化球にてこずった>

 試合前から狙い球をはっきりしようという話をしていたが、序盤は中途半端になっていた。でも、それ以上に相手投手の球のキレが良く、直球とカットボールの軌道が同じで、宮崎ではあまり見ない素晴らしい球だった。

 <8日の地震で被害を受けた地元への思いがあった>

 勝利で地元を盛り上げたかったという思いが一番だった。選手は粘り強いプレーをしてくれたので、その姿で地元を元気づけられていたらうれしい。過去に日本一を経験している相手に、最後まで果敢に立ち向かってくれた。

 <3年前は新型コロナウイルスの集団感染で不戦敗だった>

 あの時は試合ができなかったので、なるべく早く甲子園で「宮商」のユニホームが活躍する姿を見せたいと思っていたので、感慨深かった。また後輩がこの舞台に連れてきてくれることを信じて頑張ります。

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