スケートボード女子パークで金メダルを獲得し喜ぶアリサ・トルー(中央)と父サイモンさん(左)、母愛子さん=6日、パリ(共同)

 スケートボード女子パークで、日本にもルーツを持つオーストラリア代表アリサ・トルー(14)が初出場で金メダルを獲得した。決勝戦は母親の出身地である岐阜市で、伯父の小椋賢二さん(54)がテレビの前から声援を送った。小椋さんは9日までに取材に応じ「最高のパフォーマンスだった。うれしい」と偉業をたたえた。  スポーツトレーナーで柔道整復師の資格を持つ小椋さんは食事のバランスやけが防止のセルフケアについてアドバイスしてきた。試合後、SNSでお祝いのメッセージを送ると「Arigato」と喜びの返信が来たという。  オーストラリア人の父サイモンさんと日本人の母愛子さんとの間に生まれたA・トルー。名前を漢字では「愛理沙」と書く。練習が忙しい中でも祖母や日本人選手との会話のため、日本語を勉強している。小椋さんは「スケボーも勉強も頑張る努力家です」とほほ笑む。  愛子さんの実家には3年に1度のペースで帰省し、毎回、岐阜城がそびえる金華山を訪れる。お気に入りは山頂の「リス村」。次は長良川鵜飼を楽しみにしているという。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。