第106回全国高校野球選手権大会第3日の9日、新潟産大付が花咲徳栄(埼玉)を破って春夏通じて甲子園初勝利を挙げた。試合後に球審が選手にウイニングボールを渡す珍しい光景があった。
試合終了の直後、新潟産大付の平野翔太主将(3年)が球審にボールを返そうとしたところ、「持っていていいよ」と笑顔で言われたという。ポケットに入れて持ち帰った平野主将は「勝利したボールなのでうれしい。初出場で勝利監督にできてよかった。監督に渡したい」と喜んでいた。
新潟産大付は、1959年4月創部の私立校。新潟県柏崎市出身の吉野公浩監督(57)は2016年に就任した。今夏の新潟大会では日本文理、中越、帝京長岡といった優勝候補を破り、今大会で春夏通じて初めてとなる甲子園に導いた。【石川裕士】
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