大相撲の春巡業は20日、横浜市で行われ、夏場所(5月12日初日・両国国技館)で約3年ぶりの三役復帰が確実な朝乃山が朝稽古で宇良、一山本らと胸を合わせた。30歳の元大関は「ここからが勝負。力だけでは勝てないと思うので、技術とか細かいところを修正していきたい」と表情を引き締めた。  春巡業序盤に左肘を痛めた影響もあり、しばらく相撲を取っていなかった。状態は良くなっているものの「焦ってやってもいいことはない」と慎重に調整を進めている。  7日に富山市で行われた巡業の前には、父の石橋靖さんと富山商高相撲部時代の恩師、浦山英樹さんの仏壇に手を合わせ、一層の奮起を誓った。


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