卓球女子団体準決勝【日本-ドイツ】決勝進出を決めた(左から)早田ひな、張本美和、平野美宇、渡辺武弘監督=パリ南アリーナで2024年8月8日、長澤凜太郎撮影

 パリ・オリンピック第14日は8日、卓球女子団体準決勝が行われ、日本はドイツを破り、決勝進出を決めた。2012年のロンドン大会以降、4大会連続となるメダルが確定した。準決勝後の日本選手の主な談話は以下の通り。

 <張本選手が試合を決めての決勝進出>

 ◆張本美和選手 今は本当にホッとしているっていう一言だけです。

 <2試合目の自身の敗戦から、どう切り替えて4試合目に臨んだか>

 ◆張本選手 正直に言って自分の1試合目に負けた時は、本当に(気持ちを)切り替えられるかすごく苦しくて。それでも「もう1試合あるんだ」と思って、乗り切れたので良かったです。

 <第1ゲームからアンラッキーもあり、ビハインドの展開だった>

 ◆張本選手 自分の状態もあまり良くなかったですし、まだ緊張している部分もあったので。「しょうがないな」と捉えて、次のボールを考えてました。

 <1―1で迎えた(自身のシングルスの)3試合目に、どんな思いで臨んでいたか>

 ◆平野美宇選手 まずはダブルスの1試合目では早田選手がすごく声をかけてくれて、緊張している中でも(試合を)取れたのが大きかった。(3試合目は)1―1だったんですけど、準決勝はこういうものは普通だと思うので。「ここで絶対に自分が取る」という気持ちを持ってできたのが良かったと思います。

 <相手もかなりサーブを工夫してきた>

 ◆平野選手 相手の選手はサーブとフォア(ハンド)の表が特徴的だったんですけど、少し手こずった時もあったんですけど、全体的には最後まで自分のペースでやることができたと思うので、そこは良かったです。

 <全体を振り返って>

 ◆早田ひな選手 初戦から引き続き、第1試合に出させていただいた。やっぱり私たち同い年の2人(早田選手と平野選手)がチーム自体も引っ張っていかなきゃいけないですし。その中でも、私の場合はパワードライブが打てるので、得点を決めるのはやっぱり自分の役目かなと思っている。それが入ることで平野選手の調子も上がってきますし。

 その後、今日は張本選手は負けてしまったんですけど、(シングルスの)1人だからこそいろんなプレッシャーと戦って、苦しい部分もあったと思うんですけど、そこを私たちがまず1―0で(張本選手に)回すことがすごく大事だと思うので、そういった役目は果たせたかなと思います。

 <ずっと目指してきた中国との決勝に向けて>

 ◆早田選手 まずは銀メダル以上を確定させることができた。(団体補欠の)木原美悠選手にメダルをかけたいと思っていたので、自分の(女子シングルスでの)銅メダルと、(団体で)銀メダル以上を取った時には、4人でメダルをかけて写真を最後に撮りたいなって思っています。

 でも、ここが終わりではなくて、最後は自分たちが(東京五輪からの)3年間、練習もそうですし、いろんな選考会を経て、自分たちがここに立てていることに自信を持って、最後まで諦めずに120%の力が出せるように頑張りたいです。

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