パリオリンピックはレスリングもメダルラッシュで、良い“流れ”がきています!ロンドン、リオ、東京と3大会連続でオリンピックに出場、「タックル王子」の異名を持つ高谷惣亮さんの解説です。
■文田選手のあるシーンで…「金メダル確信」
レスリング男子 日本代表選手 この記事の写真高谷さんはパリオリンピック、フリースタイル74キロ級に出場する高谷大地選手(29)の兄で、レスリング日本代表選手たちのこともよく知っているとのことです。
2021年(Q.金メダルを獲得した文田健一郎選手(28)はどんな人でしょうか?)
高谷さん「文田選手は本当に明るくて、ムードメーカーで。チームを盛り上げるような役割を担っていまして、普段の練習から明るく周りとワイワイしゃべったりだとか、その明るさがレスリングにも出ているような選手です」 高谷惣亮さんと文田健一郎選手
(Q.やはり文田選手は、昔から猫が好きなんですか?)
高谷さん「もう本当に昔からも猫が好きで。私も猫は好きっていうのをずっと言ってたので。彼が大学生のころからそういった猫の話はしていたので。『ニャンコレスラー』として、金メダルをとって本当に僕はうれしく思いますね」
(Q.文田選手の金メダルを高谷さんが確信したというシーンが、準決勝の『反り投げ』です)
高谷さん「なぜこの反り投げが決まったかというと、最初は相手に1点が入ってるんですね。相手がグラウンド(寝技)攻撃を取ったところでの1点になるんですけど、このグラウンドを守りきった後に、相手のキルギスの選手にグラウンド攻撃の順番がこないんですね。なので、相手の選手は追い込んで前に前にときたところを投げた。この4点が大きかったですね。この得意な状態に持ち込んで投げたというところで『これは金メダル確実だな』と本当に確信しました」
(Q.決勝戦はハラハラせず、安心して見たのではないでしょうか?)
高谷さん「そうですね。本当に相手の中国の選手も決して弱くはないんですけれども、やはり文田選手も勝負強さ、体の柔らかさすべてを使って戦ってくれると思いましたので、間違いないと思ってました」
次のページは
■「凡人が超人になる」■「凡人が超人になる」
日下尚選手日下尚選手(23)もメダルを確定させています。
(Q.決勝戦はあす未明行われますが、日下選手は高谷さんから見てどんな選手でしょうか?)
高谷さん「彼の出身である香川に私もちょっと最近行ったんです。その時に恩師の先生とも話したりして。彼は高校の時は別に対して強くなかったんだけど、本当に大学に行って伸びて。卒業した後にも、どうやったら世界で勝つのかというところを研究に研究を重ねて、勝ち方を覚えたっていう。『凡人が超人になる』という、すばらしい過程を僕も見させていただいたなと思います。本当に『努力の人』というのが、彼を象徴していると思います」
(Q.ずばり日下選手の金メダルを期待していいですか?)
高谷さん「間違いないと思います。対戦相手のカザフスタンの選手は、昨年の世界選手権5位の選手で、逆ブロックにいた世界選手権チャンピオンを倒して上がってきてるので、決して弱くはないんですが、日下選手の『(うどんの)コシパワー』を使えば間違いなく金メダル取ると思います」
(Q.高谷選手の弟・大地選手も含めて、今後のメダルラッシュはいかがでしょうか?)
高谷さん「本当にきょうも、女子の藤波朱理選手(20)と、金メダル有力な選手が数多く出場しますので、私の弟を含め樋口黎選手(28)、清岡幸大郎選手(23)、石黒隼士選手(24)フリースタイル陣も必ず金メダルを取ってくれると思うので、今後も期待できると思います!」
(スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年8月7日放送)
この記事の写真を見る鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。