熱戦が続くパリ五輪。日本時間の5日夜、体操男子・種目別「鉄棒」の決勝が行われ、鹿屋体育大学出身の杉野正尭(たかあき)選手がパリ最後の演技を7位入賞で終えました。

体操男子団体で金メダルを獲得している、鹿屋体育大学出身の杉野正尭選手。日本時間の5日夜行われた種目別の「鉄棒」では予選3位で決勝に進みました。

ほかの選手に落下や着地ミスが相次ぐ中、杉野選手の演技。

最初のF難度の離れ技「ペガン」は片手が離れてしまいます。

その直後、G難度の「カッシーナ」。今大会安定した演技を見せてきた杉野選手ですが、ミスが出てしまいます。

最後まで演技を続けた杉野選手ですが、着地にもミスがあり、スコアは11.633。7位でメダルには届きませんでした。

種目別「鉄棒」7位 鹿屋体育大学出身・杉野正尭選手
「悔しいって気持ちが1番に出てくるかなって思いますし、まだまだ自分に課題があるなって。どういったところが今後金メダルに向けてやっていく必要があるのか考えながら、またここから頑張って行きたいと思います」

2023年秋のかごしま国体では鹿児島代表として出場した杉野選手。成年男子団体の監督を務めた廣瀬峰晃さんはパリでの杉野選手の演技について次のように語りました。

かごしま国体 体操成年男子監督・廣瀬峰晃さん
「(鉄棒は)気合いが入り過ぎちゃった感じはしました。種目別が終わった後(杉野選手)に『感動をありがとう』とメッセージを送ったら、『最後の最後で期待に応えられずすみません』て返事が返ってきたんですが、そんなことなくて、本当に感動をもらってありがとうという感じ」

団体で金メダルに輝き、種目別では2種目で入賞を果たした杉野選手。達成感と悔しさを胸に、初めてのオリンピックを終えました。

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