ボッチャ男子で東京パラリンピック金メダリストの杉村英孝（４２）が１９日、東京都内で記者会見し、化粧品製造販売の「イフイング」と契約を結んだと発表した。同社のブランド「ＴＯＫＩＯインカラミ」の所属で活動する。既にパリ・パラ代表に内定している杉村は「３年かけて準備をしてきた。照準を合わせて、完成形に持っていきたい」と決意を新たにした。
前所属の伊豆介護センターでの勤務は継続し、イフイングからは資金面などで支援を受ける。より競技に打ち込める環境が整い「まだまだ上を目指して戦っていきたいと思っている中で、心強い支援をいただいた」と感謝した。
ＴＯＫＩＯインカラミの所属選手にはスピードスケート女子の高木美帆らがいるが、パラ選手は初。同社の冬広応尚（まさなお）社長は「パラと他のスポーツとの垣根がなくなり、お互いに盛り上げていきたい」と期待を込めた。
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