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 来週から始まるパリオリンピック出場をかけたアジア最終予選。連日、内田篤人さんが若き日本代表の注目選手を紹介していきます。題して「マン・オブ・ザ・ウッチー」。初回は、“ゴールを量産するアタッカー“です。

■Jリーグを経由せず、ブレーメンに入団

 今回、皆さんに覚えてもらいたい選手は、去年11月強豪アルゼンチンとの国際親善試合で、自ら切り込んで得点を奪った、佐藤恵允選手(22)です。

ボールを運ぶ佐藤 日本―ウクライナ サッカー・国際親善試合 この記事の写真

 コロンビア人のお父さんを持つ、若き日本のアタッカー。大岩ジャパンで、2番目に多い8ゴールと結果を残し、今大会、代表の「10番」を任されました。

 実は、佐藤選手は去年、明治大学サッカー部を退部し、なんとドイツ1部リーグのブレーメンに入団。Jリーグを経由せず、海外に挑戦するという、異例の決断をしました。

佐藤選手
「最終的に海外で活躍する選手になる。早く海外でプレーしたい気持ちがあったので、この選択にした」

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■注目ポイントは「強引さ」

■注目ポイントは「強引さ」

ボールを運ぶ佐藤 日本―ウクライナ サッカー・国際親善試合

 そんな佐藤選手の、注目してほしい武器は、「強引さ」です。

 ボールを奪うと、勢いそのままに、自らサイドを突破し中へクロス。いい意味で、強引にでも自分でチャンスを作るのが、佐藤選手の強みです。

 守備の選手からすると、きれいに突破してくるより、強引に突破してくる選手の方が嫌なんです。

 パリオリンピック最終予選は、日本に対して引いて守る国が多いと予想されます。きれいに崩すのは難しい。佐藤選手のような、ある程度強引に仕掛けてシュートまで持ち込む選手が必要になってきます。

佐藤選手
「どんな形であれ、シュートまで持っていきゴールを決めるというのは意識して、オリンピック出場権を獲得するために自覚と責任を持って戦いたい」

 強引さが武器の佐藤恵允選手、皆さんぜひ応援して下さい。

(「報道ステーション」2024年4月9日放送分より)

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