第105回全国高校野球選手権大会の開会式=2023年8月、甲子園球場

日本高野連は19日、兵庫県西宮市の甲子園球場で8月7日に開幕する第106回全国高校野球選手権大会の運営委員会を大阪市内で開き、選手や観客の暑熱対策として、気温が上昇する時間帯を避け、午前と夕方に試合を振り分ける2部制を一部日程で導入することを決定した。

第1日から第3日までを一日3試合とし、2部制を導入。第1日は午前に1試合を実施した後、夕方に2試合を実施し、第3試合は午後6時半に開始予定。4試合開催日については終了時間が遅くなることに配慮し、今大会では2部制は導入しない。また、決勝戦の開始時間を午前10時に引き上げる。

夏の甲子園大会の期間中は気温35度を超えるような猛暑が続くことから、暑熱対策は喫緊の課題となっていた。昨夏の第105回大会では、各試合の五回終了後に選手が水分補給や体の冷却を行う10分間の「クーリングタイム」が導入され、今大会でも実施する。

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