【パリ共同】パリ五輪のスケートボード女子パークに出場する中国代表の鄭好好(11)は、IOCによると大会の最年少選手だ。7歳で初めてボードに乗り、わずか4年ほどで五輪の切符を手にした。「天才少女」の強みは正念場でも気持ちが揺るがない平常心。母に支えられ、パリでベスト16入りを目指す。  「全然プレッシャーないよ。全く緊張していない」。鄭は中国メディアのインタビューにそう話した。広東省恵州市の小学校を卒業したばかりだという。  7歳の誕生日に母王哲さんがスケートボードをプレゼントした。  アジア大会金メダリストの家族が開いたクラブで練習を重ね、めきめきと上達。8歳の時に広東省チームに抜てきされ、9歳で全国大会にデビューした。プロになる目標を抱きながら昨年10歳で国際大会に初出場した。  鄭のために王さんは省チームの通訳に転職。コーチと協力しリラックスした雰囲気の中で、滑る喜びをできるだけ与えるよう努めているという。  「幼い時に思い描いた五輪出場の夢が実現した。気分は上々だ」。8月6日に大舞台に立つ。


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