今年からJリーグ全60チームが参加する方式に変わったルヴァンカップで、J3のFC今治は17日、J1のヴィッセル神戸と対戦し互角の試合を見せました。
FC今治は初めて挑んだルヴァンカップに出場。相手は去年のJ1チャンピオンのヴィッセル神戸。今治里山スタジアムには平日の夜にもかかわらず満員の5097人の観客が詰めかけました。
チャレンジャーとして挑む今治は前半5分、市原がヘディングシュートを決め幸先よく先制。その後も自信をもってボールをつなぎ前半15分にも阪野がシュート。しかしキーパーに阻まれ追加点を奪えません。このあと41分、相手にコーナーキックからの得点を許し同点に追いつかれました。
それでもひるまない今治は後半5分、阪野がミドルシュート。しかし惜しくもゴールポストに。守ってはゴールキーパー伊藤がピンチの場面でビッグセーブ。強敵相手に互角の試合を見せ試合は延長戦に突入しました。
ホームの大声援に応えたい今治は延長前半5分、ペナルティエリア内でトーマスモスキオンが相手を倒してしまいPKに。決められてしまい神戸に逆転を許します。今治は交代選手6人をすべて使う総力戦。最後までゴールへの執念を見せたもののあと一歩及ばず。120分の激闘の末J1王者・神戸に2対1で敗れ、惜しくも金星を逃しました。
先制ゴールした市原亮太選手:
「結果としては負けましたけど、個人個人の勝負では負けた気しないです。みんなも戦えていたので自信もって練習から取り組んでいきたい」
服部年宏監督:
「5000人入ってスタジアムの雰囲気を作って頂いて、その中で選手も120分間ファイトしてくれてみんなに感謝しています。こういう経験ができたことはいいと思いますし『次につながる』敗戦としたい」
FC今治は次のリーグ戦の4月27日(土)、今治里山スタジアムで19日時点でJ3首位の大宮アルディージャと対戦します。
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